水曜日のわたしはこんなことを言っていた。
世の中年末に向けて畳みかけてる感じに寂しくなってるみたいだけど、わたしまだ実感なくて全然寂しくないから年明けたら騒ぐんだろうな。
— うえだ (@jasmine_cd87) 2020年12月9日
いや、どうだろ。わからん。
このときは本当に全然実感がなくて、悲しいとか寂しいとか、そういう感情が皆無だったんだ。ベスアで翔さんが「司会もできてパフォーマンスもできる喜びを噛み締めていました」みたいなこと言っていたって、「あ、そうか。もうすぐお休みするのか」と思っただけだったし、VS嵐を見ていたときもごはん作りながらだったから「うんうん、懐かしいねえ」と思っただけ。むしろ久しぶりにこんなに懐かしい映像見せてくれてありがとうねと思っていた。
昨日のエムステだって、最初にGUTS!を歌ったときは「あー、準備動画見なきゃなあ」と思っていたし、出演回全部見せますって言っていたのに完全ダイジェストだったときは「わたしゃ『眠らないカラダ』が見たいんだよ〜〜!実家のもう見れるかさえわからないビデオテープに入っているだけのあのころの嵐が見たいんだよ〜〜〜!!」といつもみたいに騒いでいただけだった。
でもたぶん、そのいつもってもうすぐなくなってしまうんだろうなとようやく今、実感し始めた。
きっかけは、昨日のエムステで最後に歌った『The Music Never Ends』。曲のはじめから相葉さんとさとしくんがうるうるしていて、なんならにのちゃんも潤くんも翔さんさえもうるうるしていて、わたしはすごくざわざわした気持ちになってきた。
ああ、終わりがはじまったんだな。
そう実感せざるを得ない顔を5人がしていた。CM明けはいつもの和やかな嵐だったけれど、きっとたくさんの思い出や思いで溢れていたんだと思う。わたしだってそうなんだから。
エムステ、たくさん出演させてもらったよね。初期から本当にたくさん。一時期なんて毎週出てたし、ずっと出番は最初のほうだったし。それがどんどん出番が後の方になって、1曲フルで歌わせてもらえるようになって。懐かしいな。嵐の21年はわたしの21年でもあったから。
こうして自分たちでちゃんと嵐の活動を畳んでいけることは、とても幸せなことなんだろうなと思います。なんというか、すごく嵐っぽい。12月31日まで、わたしもたくさん嵐を楽しみたいなと改めて思いました。