いつもの場所のその先で

オタクだけど、毎日をすこやかに過ごしたいんです。

7人のエイトによる3日間の生放送と、わたし

4月15日、すばるくんが辞めると聞いた。

わたしはそのあと丸ちゃんの舞台を見に行って、レギュラー番組もいつも通り見たり見なかったりしていたら「あれ?すばるくんって辞めるの?」と全然実感がなくなっている。これは現在進行形で、実感がない。

7月8日の関ジャムが最後ですよ、そのまえにエムステとTHE MUSIC DAY出ますよ、と知っても全然、本当に全然実感がわかなかった。

大倉くんがラジオで真剣に語っているのを聞いて「そんなふうに思ってるんだね、教えてくれて本当にありがとう」とは思ったし、錦戸くんがレンジャーで"がんばらないと"と書いているのを見て「りょうりゃんはがんばろうとしている」ことも知っている。

安田くんが病気で今も本調子じゃないことを知ったときも心配だったけど、そのコメントが6人なことに「なんか3-3ってバランス悪くない?」と思ったくらいだ。これからのエイトがあの並びになることが、どうも実感がわかない。かといって、すばるくんが戻ってこないことも理解している。

そんな感じで3日間連続の生放送を迎えた。

1日目のエムステ。オープニングの『がむしゃら行進曲』は、どちらかというと安田くんが心配だった。踊れるのかな、体動かして大丈夫かな。笑っている安田くんの横で笑顔を作る村上くんも気にしていた。「やす、無理せんでええよ」って笑ってるみたいだったから。関西人じゃないから関西弁があってるかどうかはわかんないけど、そんなふうに思った。

ラストの『NOROSHI』では、すばるくんよりも横山くんが気になった。最初のトランペットの音が全然響いてなくて、まるで泣いている。本人の顔は精一杯冷静を装っていて涙さえこぼれていなかったけど、トランペットが泣いていた。イントロでは張りのない音だったのにアウトロでは逆に鳴りすぎていたのも、横山くんらしいなあと思っていた。カメラ目線をよこすすばるくんを見ながら「この表情を絶対忘れたくない」と思ったのは、そんな横山くんの音があったからだと思う。

MUSIC DAY。シャッフルメドレーを見ながら、すばるくんの"ジャニーズのお仕事"はこれが最後なのかなと眺めていた。隣にいた森田くんを見て、ジャニーズにはいろんな才能がある人がいるのに、すばるくんはここを出てもっと自由に音楽をやっていくんだなあと、ぼんやり思った。本当にぼんやり思っただけで、そこに悲しいとか寂しいとかの感情は一切ない。ただ、そう思った。

MCがないままの『オモイダマ』。安田くんの移動負荷も考えてのことだし、正直翔さんが司会とはいえMUSIC DAYの演出に期待がなかったから*1それでいいと思う。ただ、真ん中でうるうるしながら歌うすばるくんや、その両端でも同じように目をうるませる横山くんや村上くんを見て、翔さんがずっと見つめていたという話を聞いて、やっぱり寂しいよなあって久しぶりに思った。

その夜、大倉くんが生放送のラジオで「明日の生放送で泣くつもりはない。でもスタッフがうるうるしてたら泣いちゃうかも。流されやすいから」と話していたらしい。らしい、というのはツイッターで知ったから。でもそれがとっても大倉くんっぽいし、大倉くんがそんなに素直に公共の電波で話してくれる場所があってよかったなとも思った。

関ジャニクロニクルは、日曜日の朝に見た。いつもどおりわちゃわちゃしていて、でもどこか寂しい感じもあったところで、まさかの『Heavenly Phycho』。あー、昔の(といっても最近リアレンジした)曲もやってくれるのかと、うれしかった。すばるくんとりょうちゃんの最後のかけあいを聞いていて、あれがもう聞けなくなるのかと思うと寂しくなった。いやでも、またどこかで聞かせてくれよ。事務所やメディアに商業的に使われない感じで、またどこかでさ。

最後の関ジャムは生放送だったけど、いつもの感じで楽しかった。りょうちゃんの「ジョンとポールじゃないけど」のところは最高にりょうちゃんで、すばるくんのこと大好きなんだなあって手に取るようにわかった。これまで誰よりもちゃんと前を見据えていたし誰よりも"頑張らないと"って言っていたりょうちゃんが、最後の最後『LIFE』で一番最初に顔を歪ませて寂しそうにギターを弾いていた。それを見てわたしもようやく「寂しい」と思えた。

曲が終わって「寂しいですね」って素直に話すりょうちゃんも、ずっと下を向いたままの横山くんも、進行役だからいつもどおりを決め込んでいる村上くんも、いつものように笑顔を見せてくれる安田くんも、間奏ではしゃぐまるちゃんとそれに乗っかりながら「あの日交わした約束を」ですばるくんを指した大倉くんも、みんなみんなだいすきな関ジャニ∞だった。最後に「eighter」と叫んだすばるくん。その言葉を大声で叫ぶ姿をもう見れないんだと思ったら一気に寂しくなってしまった。

ばかー!辞めるなんていうなよー!やめるのやめろよー!……そんなの無理だってわかってるけどさあ。

冒頭で「現在進行形で実感がない」って書いたけど、こうやって振り返ると寂しい気持ちはすごくあるんだと気づいた。寂しい。でも、実感がない。

たぶんわたしが最初に関ジャニ∞が6人になったのだと実感するのは、9月の東京ドームを見てからなんだろう。6人のライブは今週末に走り出すから、わたしが見るのは2カ月先になる。それまでに6人は6人であることが普通になってるのかなあ。きっと歌割りそう変わるのかあと聞きながら寂しくなったりするんだろうけど、それが普通になっていくのかなあ。まだわからないし、もしかしたら北海道に行った人の話を聞きながら実感するのかもしれない。

とりあえず、すばるくんお疲れ様でした!
……なんて言わないよばか!眩しいくらいに輝いて世界や日本の音楽シーンかっさらってくれよな!!そうじゃなくても楽しく音楽しろよな!!じゃないとエイター(たぶん)みんなが許さないんだからな!!

 

↓4月15日のあとの日記

www.jasmine-cd.com

*1:前回のベスアのJUMPのこともあったし、前にやたらとゆるキャラやお笑い芸人さんとエイトを組ませていた経緯があって、音楽的な演出に期待ができなくなっていました。