いつもの場所のその先で

オタクだけど、毎日をすこやかに過ごしたいんです。

最近、赤西くんのことをちゃんと受け入れられるようになった

なんでここまで赤西くんのことを考えるのか、自分でもよくわからない。でも、最近になってやっと彼が抜けようと思ったことを理解できた気がするから、ちょっと書いておこうと思う。

わたしは「ハイフンです!」と言えるほどのKAT-TUNのファンではないけれど、それでも、わたしはKAT-TUNが好きでお茶の間から応援していた。なんとなくKAT-TUNという人たちがいるのは知っていたけれど、認識したのはごくせんくらいなので永遠の新規です。

最近はメンバー脱退も増えているけれど、赤西くんのときは極めて異例で、その衝撃は今でも忘れられない。

衝撃というと少し語弊があるな。あのときのわたしは「なんで」と「そうだよね」と行き来していて、衝撃というよりも彼がいなくなったことはわたしの気持ちをじわじわと滲ませた。じわじわ。ガツンと頭を殴られるより、じわじわと痛む感じ。

わたしはろくーんが好きで、一度留学に出かけても戻ってきた彼も、彼を受け入れた5人もそろった6人が好きだった。今でもあのころの歌割りの赤西くんのところをほかメンバーが歌うたびに「あ、そうか、中丸くんが歌うんだね」なんて思ってしまう。

デビューして、さあこれからというときに留学に行ってしまって。戻ってきて、さあこれからといときに脱退。自分勝手だと世間に言われても仕方ない。でも当時から心のどこかでKAT-TUNを辞めることが彼のためとはわかっていた。いつだって亀梨くんという対がいることがうっとうしいと思うこともあったかもしれない。これは亀梨くんが悪いとかではなく、そういう枠にはめられることが嫌だったんだと思う。本人じゃないから知らないけど、そういう感覚はなんとなく理解ができた。

赤西くんはKAT-TUNから逃げたんだ、とかそういうことは一切思わなかったけど、その当時の彼には合わなかったんだろうなあとは思った。

でも、わたしはろくーんが好きなんだよなあ……と気持ちが行ったり来たりする日々が続く。当時はここまでSNSが発達していなかったから、オフィシャルの彼の動きを追う機会は少なくなってしまっていた。そうしているうちに、KAT-TUNは3人になって充電期間を経て、今に至る。わたしも学生から会社員になって、30歳になった。

会社員になったわたしは、会社の本質的ではないルールみたいなものにとにかく疲弊することになる。あー、もうやだ。会社やめよう。そう言いながら辞めないときも辞めるときもあった。だから少し我慢して、話し合って、戦っても状況が変わらないなら、自らの意思で戦わないことを決意してその道から外れる。そういう生き方もあるんだなあって実感したし、実際にそれをやったこともある。だから自分が生きやすい道を選んで、それが茨の道だったとしても毎日自分らしく生きられてるならいいんじゃないかなって思うようになった。赤西くんもその一例。ああいう生き方もあるよなと思えたのは、わたし自身の環境の変化によるもの。

一方で赤西くん自身の発信を見ていて「今も楽しそうだね」とか「やっぱすごいな赤西くん」と思うこともあった。ツアーが急遽開催できなくなったときには、別内容でも満足してもらえるように迅速な対応があったし、先日はジャニーさんの曲を作ってすぐに配信した。これってたぶん事務所にいたらできないことだけど、赤西くんらしいなと思っていて。もちろん事務所にいたらできたこともたくさんあったけど、自由度は今のほうがあるんだろう。

自分勝手だと、人は、世間は、好き勝手に言うかもしれない。でも、他人や世間はわたしの人生の責任は取ってくれない。そんなもんだ。だから自分の人生は自分で決めて、たとえ茨でも自分の意志で進むべきなんだろうなあと、今のわたしは思う。

これは人それぞれだから、あのときに彼が抜けたことを今でも許せないと思う人がいても、それはそれで間違ってはいないと思う。

ただ、わたしは最近、赤西くんは赤西くんで元気に楽しく自由に歌を歌ってステージに立ってくれたらいいなあと純粋に思えるようになった。そう思えるようになって、ちょっと生きるのも楽になった気がした。それだけ。

すこやかに生きよう。

 

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