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「アラシック」という呼び名の歴史を考える

嵐ファンのことを「アラシック」と呼ぶようです。
これはたしか2008年くらいから出始めた表現だったと思います。

「アラシック」という表現は関ジャニ∞ファンを指す「エイター」やKAT-TUNファンを指す「ハイフン」などと異なることがあります。「エイター」や「ハイフン」はタレント本人たちが言い出したファンの名前である一方で、「アラシック」はファンが独自に言い出したものということ。いつの間にか広まっています。本人たちはそのような発信を行っていないため、2012年に公式サイトで松本潤さんは嵐ファンを「アラシスト」と呼び、櫻井翔さんは2014年発売のアルバムDIGITALIANでは「ARASHIANS」と定義づけ、嵐ファンをざわつかせていました。

そもそも「アラシック」とは、2006年発売のアルバムタイトルです。アルバムはアルファベットで「ARASHIC」と表記します。花より男子ドラマの主題歌である「wish」、いまやコンサートの定番曲となった「CARNIVAL NIGHT part2」などが収録されています。
それを引っさげて回ったツアー名が「ARASHIC ARATICK ARASICK」と題されていたことから「ARASICK=嵐病=嵐ファン」と結びつけられ、嵐ファンを「アラシック」と呼ぶようになったと考えることができます。これが「アラシック」の由来です。

個人的な感覚としては「アラシック」という言葉に違和感を感じているファンが少なからずいると思っています。違和感の理由は大きく2つあるかと。
・この呼称を使い始めたのは嵐本人ではないこと
・ファンマナーが悪い人が自らを「アラシック」と言っていたこと

「アラシック」という言葉が使われ始めた頃、嵐ファンは急激に増加しています。そのためデビュー時や全然売れなかった頃から応援している「古株ファン」と花より男子以後(2006年以降)から嵐を応援し始めた「新規ファン」の間に軋轢が生じました。

2008年頃から嵐の人気は上がり、国立競技場でコンサートを行うなど、世間が嵐に注目し始めたと同時にファンもどんどん増えています。そのため、コンサートチケットの争奪戦は激化、オークションの横行、ファンマナーの悪化など様々な問題が起こりました。これと同時に「アラシック」という言葉が広まります。あらゆるプロフィールに「アラシックです」と表現する人が増えました。その多くは新規ファンと呼ばれる人が多かった印象です。

もちろん、この問題すべてが自らを「アラシック」と思っている人のせいではありません。
しかし、コンサートマナーが悪かったり、Twitterで攻撃し合うような人たちが自らを「アラシック」と名乗っていることで、世間から嵐ファン(=アラシック)は周りが見えない痛いやつだと思われていたことはあります。そのため、自分はそうではない。嵐は好きだけど、アラシックではないと考えるファンもいたのも事実です。これが新規と古株の軋轢の理由のひとつだったりするのですが、新規ファンと古株ファンの歴史については後日また書くことにします。

「アラシック」という予期せず広まった言葉に対して、松本さんや櫻井さんは嵐ファンの名前を定義したかったのかもしれませんが、ちょっと時期が遅かったかな、というのがわたしの見解です。
2009年の10周年の時くらいに先回りで定義できていたらよかったのですが、今はもう時が経ちすぎているし、嵐ファンも増えすぎました。(2009年ごろに新しくファンになった人も、すでにファン歴5年以上と時間が経っています。5年ってそこそこ中堅だと思う。)


これから嵐のファンがどのような名称で呼ばれていくかは観察したいと思います。

それと余談ですが…
事務所がもうちょい早めにTwitterとかで情報を収集することをしておけばどうにかなったんじゃないかなあ、とも思います。2009年頃はSNSが世間に広まり始めたころ(=情報が莫大に流れ始めた頃)なので、事務所がノーマークだったのはわかります。ただ、そこらへんの先回り力がないとこれから後手後手になってしまうんじゃないかと。そんなことを勝手に心配しています。オトナの人、がんばってください!笑
(このあたりのマーケティングってどうなってるんだろう。気になる。)